こんにちは。桧家住宅設計担当の松原です!
今回は「家相」についてお話ししていきます。
家相とは、家のこの方角にこの部屋を配置すると良い運勢になる、または反対に悪い運勢になってしまうといったような占いの一種です。
この家相の考えは、古代中国で生まれたもので、古代中国人の住まいについての知恵が基礎になっています。
さて、家相について鬼門(北東)、裏鬼門(南西)という言葉をよく聞くのではないでしょうか。一般的には凶とされる方角です。
ではなぜこの鬼門が悪い方角とされるようになったのでしょうか?その理由として、中国にはこんなお話しがあるんです。
「中国の度朔山と言う山があり大きな桃の木が生えていました。その北東に向かったのびる枝に鬼が集まって、人間を殺してしまいました。」
実際、鬼がいたかどうかは分かりません。ですが歴史的に考えてみると、当時の中国の都の北東・南西には強大な敵がいて、しばしば都に攻め込んできていました。このことから古代中国人は北東と南西を不吉な方角にしたのだと考えられています。
今、住宅建築を考えている方は、家相についての本が山のように並んでいて、勉強中の方も多いと聞いています。
家相は大昔の中国の人たちの生活の知恵です。ですから、現代の私たちが家相をむやみやたらに信じたり否定するだけでは、迷信に振り回されることになってしまいます。
家の設計では毎日そこに暮らすご家族の生活を、より便利に快適にすることが必要です。家相の考え方を現代的にアレンジして、設計する際の一工夫としてご提案させていただきます。
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設計士 松原弘樹