こんにちは。桧家住宅 工務の石﨑と申します。
今回は、上棟時に行う餅まき(餅投げ)について取り上げてみたいと思います。
餅まき(餅投げ)とは、建物の棟が無事上がった事を喜び感謝し、以後の工事の安全と完成を祈願する祭祀である『上棟式』の後に行われることが一般的です。
昔に比べ、現在は餅まきをされる方は非常に少なくなっています(10~15件に1件くらいでしょうか。)
今、餅まきをされる方の理由としては、
・建て替えで昔からご両親が建築地に住んでいてご近所さんとのお付き合いの為にせざるを得ない。
・お子様の思い出作りの為イベント的にしてみたい。
という方がほとんどだと思います。
「餅まきはしてみたいけど準備の仕方がよくわからない。」「多額の費用がかかりそう」というご意見・ご質問はよくお受けします。
という訳で、餅まきの準備について簡単に列記してみたいと思います。地鎮祭などと違いお施主様にご準備頂くものがほとんどになってきます。
・事前の準備について大事なのは人集め。人数が集まらないとせっかく開催しても盛り上がりに欠けてしまいます。(これについては担当スタッフで事前にチラシを撒いたりお手伝いをさせて頂いています。)
≪準備するもの≫
・餅(目安:鏡餅 約1~2升・四隅餅 約2~3升・撒き餅 約7~10升)・・・基本的にはご自身で餅をつくか、建築地近辺のお菓子屋さんなどに依頼されるのが良いみたいです。 費用:約2~3万円
・お菓子・駄菓子(目安:約1~2万円分)・・・端的に言いますと撒くもののカサ増しです。質より量。短時間で撒き終わってしまうよりは時間をかけて撒いたほうがご近所さんの印象も違ってきます。
・硬貨・・・『5円玉に赤いリボンをつけて』や『各種すべての硬貨を餅と一緒に梱包』など地域によって違いがあるようです。一つ言えるのはここに入れすぎると全体費用が爆発的に膨らみます。
・その他・・・地域のならわしや風習によって変わってきますので、事前のリサーチが必要です。(例えば、親族と現場関係者には赤い手ぬぐいを準備し身につけてもらう。等)
大体いつもお話させていただいているのはこんなところでしょうか。
これと別に、上棟式に必要なもの・お弁当やお酒・ご祝儀など費用のかかるものはありますが、単純に餅まきだけの費用目安としては5~8万円くらいではないでしょうか。当然、上を見ればきりがないので周りの方にお話を聞いてみるのも良いかと思います。個人的には非常に盛り上がるイベントとしてぜひお勧めします。(上から撒いたほうが圧倒的に楽しいです!)
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工務部 石崎貴之