前回のブログで【旗竿地】とは何か、そのメリットをご紹介させて頂きました。
※前回のブログはコチラ https://searshome.jp/weblog/?p=3729
まず、旗竿地とは旗に竿が付いているような形状の土地の事です。
道路に接する部分が細い通路になっており、その通路の奥に建物を建てる為の広い敷地があります。
図1
そして、旗竿地のメリットを4つご紹介しました。
①土地が比較的安い
②静かに生活できる
③内装に費用を掛ける事が出来る
④安全性が高い
小さなお子様がいるご家庭や、予算内で内装をこだわりたい方等にはおすすめの土地です。
しかし特殊な形状をしている為、気を付けないといけない事があります。
今回のブログでは、その様な“旗竿地に住宅を建てる時に知っておきたい注意点”とその対策を3つご紹介したいと思います。
【1.採光や通風に工夫が必要】
旗竿地に住宅を建てると近隣住宅との位置関係はどうなるでしょうか。
図3をごらん下さい。
基本的にこの様になります。
図3
旗竿地のB邸は土地の周りを住宅に囲まれています。よって、1階部分に光が入りにくかったり、風通しが悪くなる事が多いです。土地の特徴を考慮して採光や通風を確保しないといけません。
対策
旗竿地は、“窓の位置”や“住宅の向き”の工夫が必要です。
天窓を設置・2階をリビングにする事でデメリットを解消出来ます。
間取り等を設計担当者に相談されるのをおすすめします。
【2.車の出し入れが難しい】
建築基準法で決められている通路の最低幅は2mです。これは、車がギリギリ通る広さです。車の出し入れや駐車が不便と感じる方もいらっしゃるでしょう。
また、土地の竿部分を駐車場として使う場合も多いです。
もし、車を2台所有している場合には駐車をする時は縦列駐車をする事になります。
対策
竿部分に駐車や縦列駐車すると、住宅から道路に出る際に狭く不便と感じる方もいるのではないでしょうか?
そんな時の対策です。
旗竿地で住宅を建てる時、駐車場の配置を工夫すると良いです。
駐車場の配置を4つご提案します。
下図をご覧ください。
案1 車が1台の場合
この場合、住宅の配置場所を竿の延長線から左にしています。
こうする事で駐車場のスペースを確保しています
案2 車が1台の場合
ビルトインガレージです。
住宅のスペースを確保し、駐車場のスペースも確保出来ます。
案3 車が2台の場合
案1の場合に加え、もう1台横に駐車する方法です。
縦列駐車するよりも車の出入りがしやすくなります。
土地にはそれぞれ“建ぺい率“・”容積率“が決まっています。
この“建ぺい率“・”容積率”によって何坪の土地に何坪の住宅を建てる事が出来るか分かります。
(建ぺい率・容積率について詳しくはコチラhttps://searshome.jp/weblog/?p=3617)
よって、この2つを確認した上で、駐車場の配置方法も考えてみて下さいね。
【3.インフラの整備の確認】
旗竿地の中には、水道管や電線が敷地内に通っていない土地もあります。
その際には、住宅部分まで水道や電線を引かなくてはなりません。そうすると、その分の費用が追加で発生します。
対策
土地の契約の前段階で必ずインフラを確認しましょう。
その後、インフラ工事が必要であればその工事費用も確認する事をおすすめします。
土地代+工事費用を含めた総額を確認して購入検討すると良いです。
いかがでしたでしょうか?
旗竿地は小さなお子様がいるご家庭や、予算内で内装をこだわりたい方、車をあまり使わない方におすすめの土地です。しかし、事前に確認した方が良い項目や住宅を建てる時に工夫が必要なのでしっかり理解した上で家づくりを進めて下さいね。
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