先日、研修旅行で香港とマカオに行ってきました。日本と全然違う住宅事情が見えてきたのでご紹介します。
バスの窓から見えるのは・・・
福岡から台湾経由で香港へ。さらに、香港からマカオへは高速船に乗ります。空港からマカオ行きの港までバスで移動する間、目に飛び込んできたものは・・・
たくさんの高層マンション。
何十棟もそびえたつその姿は、まるで天に鉛筆が伸びてるみたいです。
面積は東京都の約半分。人口は半分強。これなら東京と同じくらいの人口密度と思っちゃいますよね。でも、香港は人が住める場所が法律とかで制限されていたり、山が多くて開発に適してないそうです。人が住めるのは面積の約25%。
だから、狭い範囲にたくさんの人が住むために40階とか50階建てのマンションが林立してるんです。さらに、ガイドさんから値段を聞いてびっくり。空港近くの新しいマンションだと、2LDKで値段は7000万円以上。賃貸だと月に20万近くするそうです。なかには新築で全戸1億円以上のものもあるそうです。
高層マンション群の中を通り抜けて、次は船に乗ってマカオへ渡ります。香港とマカオは中国の一部ですが、一国二制度のためそれぞれに出入国の手続きが必要です。中国本土からの観光客がたくさんいて、長時間行列に並びました。
マカオはポルトガルの植民地だったところ。ポルトガル人がつくった遺産もたくさんあって、世界遺産にもなってました。街中の雰囲気は香港とは少し違うような気がします。でも、人が住む場所はと言うと、香港と同じで高層マンションがほとんどなんだそうです。
こちらも、新築マンションだと1億円以上。見るからに築20年は経ってるだろうなっていうマンションも、賃貸なら家賃が月に15万以上、買えば6000万円くらいするそうです。
「これが6000万!?」って思ってしまいましたが、マカオも香港と同じで人口密度が高いので、どうしてもこうなるんだそうです。香港もマカオも、みんながリッチで月収100万以上もらってるのかと言うと、そうではないそうです。
平均月収は、日本と大きく変わりません。家賃を払っていくのはとっても大変らしいです。
日本では・・・
香港・マカオは、この2つの理由から「家」に対する選択肢が限られます。
人が住める土地が少ない
人口が多い
だから、どうしても集合住宅中心になってしまいます。一戸建てに住むと言う選択肢はまずありません。
一方日本では、「家」のスタイルにはたくさんの選択肢がありますよね。まず、住む場所を選ぶことができます。予算の制限はあるにしても、郊外に住むか街中に住むかなど、自由に選べます。住むスタイルも、戸建てかマンションか選べます。熊本だと、新築一戸建てなら土地と建物で2000万円台からでも購入できます。マンションも同じくらいで買えますよね。
日本にいると、これが当たり前だと思ってました。でも、海外に行ってみて感じたこと。それは日本って恵まれてるなってことです。日本には、「家を選ぶ楽しさ」があります。
家づくりを始めようとしているあなた。どこに住もうか、住宅会社はどこにしようか、間取りはどうしよう・・・いろいろ思いを巡らせながらイメージを膨らますのって楽しいですよね。
ぜひ、家づくりを楽しんでください。一生に何度もあることではないし、もし海外に生まれていたらできなかったことかもしれません。
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