家づくりを土地探しから始めようとする時、どうやって土地を探すかで立ち止まってしまうケースって結構多いです。土地探しの方法にはいくつかありますが、最近はまず自分でネットで希望する土地の相場を調べたりして、その後専門業者へ依頼するという人が増えてます。
その「専門業者」には、主に2つあります。ひとつは不動産会社、もう一つは住宅会社です。土地探しと聞くと不動産会社が先に頭に浮かぶかもしれませんが、実は住宅会社も同じように土地探しの依頼を受けています。
同じように土地探しをしてくれる2つの専門業者ですが、土地を販売する際のスタンスが若干異なります。結論を先に言ってしまうと、「家を建てるための土地探し」であれば住宅会社に依頼することをおススメします。その理由と2つの業者の特徴や違いをご紹介します。
それぞれの違いとは?
①不動産会社
不動産会社の最大の特徴は、不動産取引全般に関するプロであるということ。だから、住宅建設の有無にかかわらず、不動産全般について豊富な知識があります。不動産に関して幅広く相談に乗ってもらえるため、不動産に関して困った時には頼れる依頼先と言えます。
その他にもこんな特徴があります。
・地域密着で営業しているところが多く、その地域の不動産情報に精通している。
・一般に出回っていない情報を持っているケースがある。
情報が多いのはうれしいポイントですよね。しかしその一方で建築や住宅に関する知識は不動産会社より住宅会社の方が詳しいです。
②住宅会社
住宅会社の特徴は、土地探しと住宅建築を一緒に相談できることです。そのため、時間と労力の負担が少なくて済みます。
土地は不動産会社、建築は住宅会社となると、それぞれの業者に足を運んで打ち合わせをしたりそれぞれの会社で契約書を交わすことになり時間と労力がかかってしまいます。住宅会社で土地探しをすれば、その負担を減らすことが可能に。
その他にはこんな特徴があります。
・住宅建築のプロのため「家を建てるのに最適な土地」を探すノウハウがある。
・土地購入~建物引き渡し後もメンテナンスで長期的に顧客と関係が続き、土地建物の情報を一括で管理しているため緊急時にも迅速な対応が可能。
※不動産会社は基本的に土地契約までで関係は終了。
一方で、土地取引全般に関する法律知識は不動産会社の方があります。
「住宅建築のための土地探し」は住宅会社に依頼した方がいい理由
住宅会社の目的は最終的な目的はお客さんが希望する住宅を建てること。不動産会社と住宅会社は同じように土地取引を行いますが、住宅建築に特化した土地取引なら住宅会社の方がノウハウがあります。
土地探しをする際、住宅会社は次のようなことを確認しながら進めます。
・この土地にあなたが希望する35坪の4LDK、車庫を2台分確保した家が建てられるか。
・敷地にどうレイアウトすれば希望を最大限生かした家づくりができるか。
こうした家づくりの具体的な話をしながら土地探しを進めていけるのが住宅会社のメリットです。
広さや金額、立地条件だけでなく、その土地が住宅を建てるのに向いているかどうかも考慮したうえで土地の提案をしてくれますよ。だから、家を建てるための土地探しなら住宅会社に依頼することをおススメします。
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