建売住宅とは違い、間取りやデザインなど自分たちの希望通りの家を建てられる注文住宅。自分たちの思いのままに出来るというメリットの反面、イメージが固まらなければ家づくりがなかなか進まないというデメリットも。
そこで今回は、色々な住宅展示場やインタ-ネットやSNSなどで注文住宅の参考事例を見たけど、自分たちにぴったりの家が分からなくなってきたという方に向けて、数多くの注文住宅を手掛けてきたプロが悩みを解決するポイントをご紹介いたします。
建売と注文住宅で迷ったら?
注文住宅を検討する上でハードルになりやすいのが希望の土地がなかなか見つからないという土地の問題となるべく予算を抑えたいというコストの問題です。
好立地でコストも安い建売を選ぶべきか、それとも自由度が高い注文住宅を選ぶべきか、悩んでしまいがちですが、まずは建売、注文住宅それぞれの特徴を知っておきましょう。
【住宅選び】予算もあるし・・・新築に住むなら建売住宅がいいかなと思っている方へでそれぞれの特徴を解説しています。
注文住宅の建て時はいる?タイミングに迷った時に考えておくべきこととは
続いて、注文住宅を検討されている方で多いお悩みとしては注文住宅の建築時期。一般的には子どもが進学するタイミングで建築をされる方が多いですが、昨今ではコロナの影響もあり、もう少し建築時期を遅らせるべきではと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
建築時期に迷った場合、まず考えていただきたいのが消費増税や金利などお金の問題です。
特に消費増税においては2014年3月時点から6年間で倍の10%まで上昇しており、今後も増税しないとは限りません。先々のことを考えると不安な部分もあると思いますが、住宅のような高額な商品となればその分支払う金額にも影響が出てきますので、今の内に注文住宅を建てておくのも手かもしれませんね。
その他では、タイミングを遅らせてしまったことで、希望の土地が売れてしまいなかなか良い土地が見つからなくなってしまうケースや、お子さまが大きくなって賃貸住まいを続けることで窮屈な暮らしになってしまったという場合もあります。
いつかは建てたい!と考えられている方は、様々な角度で建築時期を検討してみてくださいね。下記の記事でもポイントを詳しく解説しています。
今の住まいの満足しているところは?不満なところは?
次にはじめての注文住宅で悩んでしまいがちなのが間取りについてです。
間取りを検討する上で、まず整理すべきなのは今のお住まいで満足しているところと不満なところ。
新築の場合、賃貸よりもスペース自体は広くなるため、不満な点は解消されやすいですが、不満点を解消するために今の家で満足している部分が失われてしまうのはもったいないのですよね。
そのため、間取りの検討時は現在、満足しているところも抑えておくことが重要です。
詳しくは【家づくり】どんな家に住みたいか迷った時に確認すべき2つのポイントでも解説しています。
間取りもデザインも叶えたいし夫婦の意見もバラバラ!どうしたらいいの?
注文住宅は要望通りの家が建てられるというメリットがありますが、とはいえ予算の範囲に限られるため、ご自身の希望が100%叶うとは限りません。例えば、使う素材を無垢材にする場合、WICをもう少し狭くする必要があるなど、何かを実現するためには何かをあきらめなければならない場合もあります。
また、予算以外においてもご夫婦で意見が合わない場合もあり、何かと悩んでしまいがちなのが注文住宅でよくある例です。
そんな時に、すべきなのが「大事なことを冷静に整理すること」です。家事動線を最も優先したいのか、それとも趣味も楽しめる住まいにしたいのかなど、ご家族で今後の暮らしをイメージしながらしっかり話をするということが満足いく注文住宅を建てる大きなポイントです。
【注文住宅】間取り?デザイン?住み心地?あなたにとって大事なことは?でも詳しく解説していますのでご覧ください。